ガハクが緊急入院して今日で1週間経った。足のむくみがすっかり無くなって、いつもの大きさに戻っていた。酸素マスクが外されて、鼻に装着されたパイプで酸素を送っていた。ロスがないので効率的に吸収されるとのこと。確かにモニターの数字が98から99と、いい数字を出していた。昨日までのマスク型では息苦しそうだったし数値も86まで下がっていてちょっと心配だったんだ。
痰をやっつける薬も鼻から注入。ずいぶん楽になったようで、ときどきうつらうつらするくらいに穏やかな顔。病気との戦いのレベルがずいぶん軽くなったのを感じた。水も少しなら飲んでも良いと。それに今日から食事も少量摂取するらしい。
意識が混濁して来ると変なものが現れると言う。霊が見えたのかと思ったら、キャラクターや政治家やイラストで描かれた人物だそうだ。
「一つ一つ消して行くとだんだん楽になるのだけれど、最後の一つがなかなか消えないと思ったら、マホガニーの本物の模様だったよ」というオチまで付いていた。
今日は額の角度を彫り直した。霊達は主の目を見つめ、主は彼らの額を眺められるそうだ。目には光。額にあるのは善への意志。(K)
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