今日は妻の命日。シルバーをお休みさせてもらいました。
3年前初仕事で草刈りに出かけて帰った事務所でこれなら仕事続けられそうですねと励まされた。慣れない作業ですっかり疲れてはいたが新しい生活に戸惑いはあってもどこかに希望みたいな活気を感じもして眠りについたのを覚えている。
その日の深夜を過ぎ日付が変わった明け方に病院からの電話で起こされ人気も車も少ない真っ暗な、でも何度も通った道を車を飛ばして病院まで。
これであの人はこの世からいなくなるのだ。オレの空間に彼女は存在しなくなるんだとぼんやり考えていた。でも実感というのはなかった。はっきりしてたのはシルバー事務所に休みの連絡しなきゃという事だったかな。
この懐かしい写真に自分の中にはっきりと変わったものがあるのを見る。それは「女よお前は許された」という言葉を読んで心の底から安心したという妻の涙。その安堵の意味。今はわかる気がする。
この白い犬はトワンがいなくなった翌年の春、親しい友人夫妻の飼い犬になって我が家に現れた。トワンは茶色この子とは色が違うがどことなく似て見えるのは柴系だからかな。トワンの生まれ変わりかもしれない。あれから時々わたし一人の家に現れてくれている。
さて今では前と違って絵もコンスタントに描けるようになったしギターも改めて楽しんでいる。すべてが洗い流されていくようだ。
2025.5.21(火)