頭がだいぶ小さくなって顔が引き締まって来たので、瞳の位置を変えざる得なくなった。そう確信しれば、あとは実行あるのみ。一旦やり始めたら、途中でやめる訳にはいかない大事な場所が目だ。瞳の縁が吹っ飛んだら、元も子もない。左目はいい位置に収まっているからそのままで、この右目だけを中央に向かってじりじりと動かした。2時間ほどかかってやっと目的地にたどり着いた。ほんの1ミリ弱の大移動であった。
明日はガハクの通院日だ。ステロイドを飲まずに過ごした1ヶ月、少しずつ無くなっていく浮腫みは、まるで脱皮のようだった。(K)
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