2019年12月8日日曜日

ポスト真実

真実に耐えられないからって、それに置き換わるものを求めて、ぼんやりとした曖昧なままでいられるように、決定と決断を先送りにして暫定的価値基準を捏ね上げる若い人たちがいるそうだ。そういう若者のことをヘタレとか情弱とか言われるのだけれど。何かの躓きをキッカケにして引きこもってしまった人を家族が匿うようにして暮らしている様子が外から見ても感じられる家がある。でもどうしようもない。そういう家の前に立って「出ておいでよ」と叫ぶわけにもいかないし。

異国の地で水を引き荒地を復活させた人がいる。誰が見ても彼がやったことは善だと思うだろう。だのに、殺された。政治的な争いに巻き込まれてしまった。広告塔のように使われると引き落とそうとする者らが出て来る。共通の神とは、一切の悪とは関係のないところにあって、善と美と真理が一致したときに立ち現れる。(K)


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