ジェリコーは出世を夢見てイギリスに渡った。セザンヌはドラクロアと同じだけの名声を求めてルーブルに作品を買い取らせた。ゴーギャンは計算高い男でゴッホとの共同生活も金に困っていたからだった。多くの優れた画家にこういう性格の歪があるのはよく知られている。彼らの作品の素晴らしさと低劣な思想とのギャップをどう見たらいいのだろう?宮沢賢治は昼休みにテニスに興じている教師なんかに教わる事は何も無い、と批判した。でも実際にはテニスと教師の指導技量とは何の関係もない。
もしかしたら僕らが彼らの中に見ているものは己自身の低さでしかなくて、その奥にある大きな愛や真実や美に気づかないだけかもしれない。
一方でレイシズムとか原理主義とか優生思想とかいうのは無知や無能や無教養でしかない。そんな人達の考えや作品など全然無視して構わないのだ。
群像の左側の人物たち。世界の外れものたち。(画)
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