夜の9時にガハクに来てもらってレリーフの額装に取り掛かった。黒光りした額にレリーフが嵌ると引き締まったスフィアが辺りに漂う。車に二人で運び入れる前にグッと腰を低く構えて筋肉を呼び覚ました。この日のための筋トレ効果か、思ったより軽くすーっと持ち上がった。77kgの重さも下に毛布を敷けば、ライトバンの荷台の奥へと滑り込ませられる。
月に照らされたとおめいなまるい球を主題に彫って来たレリーフ『月下の森』、よくここまで来られた。明日はKとガハク展と墨で書こう。展覧会の看板だ。(K)
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