展覧会初日に緊張?今まで高揚感や不安感はあれど緊張したことはなかった気がする。歳をとってプレッシャーに弱くなったのか、気分の高まりや自惚れの裏にある期待感が薄れたせいなのか、それとも専門画廊や美術館とは違う空間での展示に慣れないだけなのか…。そういう自分を予期していなかった。
店に着くと昨日に続いて展示は美しく見え不満は何もない。
今日はお客さん少なそうな火曜日だという店長の予言。この人とも長い付き合いの割には話をあまりして来なかったなあ。常連客は個性的な人ばかりでたまに会うには刺激的で面白いが、彼らを常時相手にしているマスターの人間性の大きさには驚くばかりだ。
空いた店内の椅子に座って外を眺めていると表を通る人が時々足を止めて外の「Kとガハク展」の看板を見つめたり、内部を覗き込んだりする。世間に何か面白そうなことを提供できそうで嬉しいじゃないか。
4時間ほどKと二人で店にいた。中島さんの曲が耳について離れない。(画)
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