2018年12月29日土曜日

水先案内人

樹の厚みを出す方がいいか迷っている。樹の膨らみというのは樹の立体感そのものを生み出しているわけだから自然な感じを演出するには必要だけれども。しかし今それは必要だろうか。
今、頭にあるのはギリシャの壺絵のような単純な線と色面の抽象的な美しさ、あれに及ばずとも近い何かにしたい。
自然さより不自然さ=違和感こそが必要だ。そしてそれが精神的な奥行きへの水先案内人であって欲しい。
手段は明確な線と美しい色彩だろう。(画)


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