2018年12月23日日曜日

話の輪郭

言外にこそ意味があるというような言葉は使いたくない。全体の意味のはっきりした謂ば輪郭が明瞭な話し方を目指したいと思う。
それは絵の場合なら明確な輪郭線にあるだろう。明快な色彩の使われ方にあるだろう。
しかし芸術が既に解決済みな問題を論理的に証明するだけのものならその存在理由もなくなるだろう。むしろ不明確で曖昧なものが何かを決定的に示さねば芸術ではないのだ。ザッツ曖昧。これこそ芸術の不可思議な面白さでもあるのだ。
『Mの家族』の左側を黄色に塗り替えた。なぜ空色に塗ってあったのか理由を曖昧にしか覚えていない。(画)

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