母子像に父親不在なのは彼らを見ているのが父その人だからという理屈もなりたつ。父の視点は神の視点と重なりもするとか。
でもまあそんなことはどうでもいい。僕が母子像にこだわるのはKの母とその母の母親、つまりKの母と祖母との像に描きたいものを見つけたところから始まっている。
しかしもう今では無意識の領域に入ってしまった。主題の意味を考えることはない今も描き続けている。
顔を描いているといろんな人の事を思い出す。好きな顔もあれば嫌いな顔も浮かぶ。とにかく自分にとってリアルにさえなればいいのだ。(画)
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