2021年2月19日金曜日

テクニックあるじゃん

わあ 彫刻的になったねえと、感心しながら眺めていると、
「僕テクニックがあるんだよ」と、笑う。ガハクは下手だと思われている節があるから、私は不満なのだけど、本人は気にしていない。上手に描くことなんか屁とも思っていないからどうでもいいらしい。デッサンするとさすがだ、私なんかとは筆致が違う。長いこと訓練も模写も練習もして来たのに、それら全てを忘れて子供の頃の自分を取り戻すところまでガハクは戻って来た。子供の頃に戻っても何にも無かったら絶望するだろうけれど、ガハクは絵を描くのが大好きだったから、そこに再び泉を見つけて喜んでいる。

競走に勝ち残った人々は大抵が卑しい。代議士なんかやりながら詩を書いたり、絵を描いたり出来るだろうか?そういう場所のスフィアは臭いが悪い。意識の環境を理解すればするほど、わざわざそんな所に近づいたりしないものだ。政治を語る人に囲まれていると、元気が出ない。作るにも、壊すにも、意欲の在処が悦びにもなり、苦しみにも変じる。そこまでは解ったんだ♪(K)


 

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