2020年8月25日火曜日

手乗り蝉

ガハクの手に蝉がとまった。
「いつまでもじっとしているから、死んでいるのかと思ったよ」ポケットからデジカメを取り出して間近で撮影。またもや後ピン。でもミンミンゼミだということは分かる。

「山の中を歩いていると、蝉がときどきぶつかって来てね、頭や肩や背中にポンと当たっては飛んでいくんだ。別に痛くも何ともない」と、自分のおでこをツンと軽く突いてみせる。

蝉の背中をそっと摘んで木に留まらせたら、パッと飛び去った。
「まだ生きていたよ」とガハク山中午前9時、蝉の大合唱の中を歩いている。(K)


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