あれから3ヶ月、今朝は珍しくガハクが動画を撮って来て、パソコンのデスクトップに置いてあった。
「Kに見せようと思ってさ。息が入らないように堪えていたら、却ってハアハアしちゃった」と言う。ガハクの呼吸音と草を踏む音を聞いていると、胸が熱くなる。長い小枝を手に持って、刀の素振りの練習をしながら歩いているのだそうだ。だいたい200回くらいは振るとのこと。ときどき邪魔な石があると、棒の先で傍に転がしていると言うから、だいぶ歩き易くなっている山の小道だ。
ステロイドも1日半錠で、あと二十日分になった。足の浮腫みも減ったので、今日は袴を付けて居合の練習も2時間やっていた。その後、膝の真上の筋肉が突っ張ったという。一つ一つの筋肉が意識される。作られて行くのが分かる。
「ハアハアするくらいでないと筋肉は付きません」とリハビリ療法士にも言われたっけ。(K)