たとえ1日半錠でもステロイドの影響はあって、まだ足が浮腫んだり、瞼や頬が腫れぼったくなったりする。今朝はスッキリした顔をしているガハクを ピザトーストを食べながら眺めた。
「けっこう皺がいっぱいあるのね。その皺を全部彫るとなると大変だなあ。形がガタガタになりそう」と言ったら、
「kは理想主義的に彫っているのだから、好きなように彫ればいいんじゃないの」と返って来た。
ハーバート・リードが『芸術の意味』の中で述べている。芸術には理想主義と写実主義と表現主義がある。時代は関係なく、古代からこの三つのどれかに入る。この三つしかないと書いている。
アトリエに着いてしげしげと彫刻の顔を見つめた。昨日砥石をかけた頬に線を刻んだ。すると、小鼻と頬骨の位置も形も修正したくなった。一つの発見は連鎖するんだ。気が付けたから、今日はラッキーだった。(K)
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