2019年8月30日金曜日

家族が増えた

駒井哲郎がルドンのことをなんて言ってたか気になって著作を確認したら「ラテン精神に基づいた厳しさに近寄りがたいものを感じる」それはデューラーやダビンチにもある「不気味なもの」と書いてあった。そして未だに理解できていないと。
天才たちの作品を論じたものはたくさんある。中にはほとんど解説できたとまで言ってるように見えるものも多い。でも人間という複雑怪奇なものをそう簡単に「分かる」ものだろうか。只でさえ「天才」と呼ばれている人間であればなおのこと。むしろほとんど分からないが、それでもなんとかこの位は言えるかも、というのが精々だろうに。

「Mの家族」徐々に人が増えている。止まらなそうな感じさえする。空間を埋めようという一種の衝迫性が生まれたのかもしれない。(画)


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