週に一回フォークリフトを動かしてバッテリーも充電しているのだが、今日はその後続けて内部の掃除を始めた。やり始めたら、なかなか終わらない。油汚れや、こびり付いた埃、シャーシに堆積した泥をこそぎ落とし、あちこち拭いて回っていたら、雑巾が真っ黒になった。グレーだと思っていた機械部品が青だったり、黄色のパイプだったり、黒く塗装されていたり、、、。
外側は30年前にレモンイエローのペンキで塗り替えたんだけど、内側は35年間一度も掃除したことはなかったんだ。たまにコンプレッサーのエアでシューッと埃を吹き飛ばしていただけだった。
一つ一つの部品が複雑に組み上がっているのを眺めながら、仕事というものの本来の姿を考えていた。すべてがお金に換算されてしまうけれど、労働の中身をもっと直に体感的に感じとりながら動いて行かなけれぼ大事なものを見失う。
ガハクが車検の終わった車を受け取って帰って来た。整備士のお兄さんが部品交換した所を一々説明してくれたそうだ。うちの車はもうクラシックカーらしい。キャブレーターの付いている車なんてもうみんな乗ってないのね、知らなかった。(K)