トワンが死んだ時に、ガハクのペットロスを心配してくれる人がいて、「金魚でも飼ったらどうかしら。私が買って来てあげる。飽きちゃったら川に放せばいいんだから」と言ってくれた。
金魚でトワンの代わりが務まるだろうか?と思っていたけれど、実際に飼ってみると、だんだん可愛くなって来る。ガハクは遂に金魚に話しかけるようになってしまった。
「元気になったねえ。ほら、ご飯だよ」とか、いろんなことをバケツを覗き込みながら喋っている。面白いことに、金魚の方も反応する。ガハクにビスケットを渡したら、金魚を眺めながらかぶりついた途端、金魚がパーッと水面に上がって来て、「僕も僕も!私も私も!」と集まって来た。ガハクは小鳥だけではなく、金魚とも話ができるようだ。
この子、金魚みたいに見えて来た。(K)