ガハクが、「描き直そうと思って引っ張り出してはみたものの、どうしようかなあと迷っている」と言う。
これを描いた頃の想念まで降りて行くか、それとも、今の意識まで引っ張り上げるか。どっちにしろすぐには手を付けられそうもない。しばらく眺めていることになるのかな?
白い足がずいぶん生々しいから、あそこから入って行けばぐっと変わりそうだ。わずかな湿り気と明るい星空、辺りに漂う霊気は、見たことがある人でなければ描けないだろう。
でも、描き始めると見えて来るというのが本当だろう。きっとすぐに描き始めるよ。そしたら、また新しい物語が始まる。(K)