ガハクは何となく上を見上げ、 シャッターを押したのだそうな。
その8時間後、私もまた同じ場所で鉄の柱を見上げたのだった。久しぶりだなあ、、、何年ぶりだろう、、、と思いながら。
自転車を押しながら門の脇をすり抜けて、エデンに入った。木々は大きくなっていた。小道を両脇から覆っている。ペダルは漕がずに、ほとんど押して登った。
トワンとよく走ったススキヶ原だけは乗車した。ここは、唯一私がウィーリー(前輪を持ち上げて後輪だけで走る技)ができた場所なんだ。柔らかな草が生えてクッションがあって転んでも痛くない。
どんどん押して登った。もっと行きたかったけれど、暗くなって来たので引き返した。行こうと思う日、登ってみようと思える日は、突然来るんだなあ。今日は、体力と意識がぴったり一致してたんだ。(K)