画室を覗いたら、緑のエヴァをすっかり塗り変えている最中だった。振り向くと、この絵があって、輝いて見えた。そして、他の絵を引き上げようとしているのも分かった。新しい場所に連れて行ってくれる絵だ。
トワンもこんな風に彫りたいなあと呟いたら、「そう思っている時には、必ずできるよ」とガハクが言う。
「裃付けているような絵なんか、薄っぺらでダメなんだ」と、きっぱり。(K)