2021年3月29日月曜日

花に笑う

 今夜は、緑の女に蛇が絡み付いていて驚いた。「嫌い?でも、エヴァだからね」と言われた。

腕に巻きつかれているのに そんなに怖がっている様子もない。オレンジ色の細い体が、おしゃれなアクセサリーのようにも見える。

蛇は女の踵を噛み、女は蛇の頭を砕く、、、踏むんだっけ?
二者の間に敵意を置くと神は言われたそうな。創世記のダイナミックに展開する件だ。蛇は狡猾の象徴、あるいは誤謬の表象にも使われる。

トワンと山を歩いていたら、山道に転がっている小枝が何かの弾みでぴょんと跳ねた。咄嗟にすごい勢いで横飛びして警戒していたっけ。犬と蛇の間にも敵意があるのかと思ったものだ。

蛇がいることがこの絵を生き生きとさせている。何が何の役に立っているのか、ずずーっと身を引いて考えてみよう、自分を勘定に入れずに。ガハクの絵には、けっこう蛇が出て来るんだ。(K)



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