2021年3月5日金曜日

山の製材所

今朝アトリエの解体現場に10分前に到着したら、すでに社長が来ていた!しかも製材所の焼却炉では、もう廃材を燃やし始めているそうだ。気合が入っている。

廃材をトラックに積み込む為のフォークリフトの運転が荒々しい。ブォーとエンジンを吹かしてガーッと走りながら爪を上げる。最後がいちばん賑やかになった。いいじゃないか、楽しくて♪

午後からは、ガハクと釘抜きに勤しんだ。太い柱材は燃やしてしまうのは勿体ないと社長が言うのだ。私たちも誰かに使ってもらいたいと思っていたから、ちょうど良かった。

私が生まれた家は、球磨川の河口にある製材所だった。ここは山の製材所で、昔は筏に組まれた丸太が荒川に向かって流され、江戸まで運ばれていたと言う。海と山、両方に製材所がある。筏を受け止める蛇籠の跡が残る海の近くの製材所の 木の匂いと木の山を思い出して懐かしかった。(K)



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