2021年3月10日水曜日

フォークリフトの引っ越し

昨日まででアトリエ撤去作業は終わった。残っているのは、産廃業者に引き取ってもらう廃材と、家に運ぶ石の彫刻と原石だけだ。そして今朝は、先陣を切ってフォークリフトが家に運ばれた。

重機運搬専用車にフォークを載せるのがなかなか大変だった。馬力が弱くて、大型トラックの荷台までの急角度が厳しいのだ。勢いを付ければ上れるのだろうけれど、プロは決して無茶はしない。狭い道板から脱輪しないように、車輪の位置を確認しながらゆっくり慎重に操作していく。ハラハラしたが、しっかり定位置まで自走してワイヤーで固定された時は嬉しかった。

うちの庭まで6kmの旅だ。ガハクとライトバンに乗り込み、トラックの後ろから着いて行った。黄色の車体がR299を滑らかにゆっくり運ばれていくのを眺めていた。荒涼たる景色、寂寞たる想いが過ぎ去っていった。

家の近くの踏切前の広場でフォークリフトが地面に降ろされた。運んでくれた土建会社の専務と監督にお礼を言って、すぐに運転席に座った。路地の砂利道を走り、ガハクが開けてくれた門を通って、製材所の社長が刈り込んでくれたモミジを過ぎ、庭に入った。

「ママが帰って来た!」トワンの声が聞こえるような気分だった。超嬉しい朝の光♪(K)



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