2021年1月15日金曜日

精霊から逃げた

今朝ガハクは凍った山道でツルンと滑って転んだそうだ。そのこと自体は別に危ないこともなかったそうだけど、その時にそこに「精霊がいたんだよね」と言う。

山から滲み出て来た水が夜になると凍って、その上にまた水が流れては凍る。氷はだんだん厚くなって、道を白く覆う。そういう場所を見つけると突いてみたくなるのが、子供の意識。子供のやることには意味がある。理由はない。

コツコツと棒で突いてみたら割れたので、面白くなって少しずつ場所を変えながらあちこち突いていたんだそうだ。そしたら、ツルンって。

「精霊から慌てて逃げたよ」と言う。つい道草をしてしまったからだ。ガハクによれば、天使と精霊は違うのだそうだ。「トワンは天使だけど、精霊じゃない」という説明で十分納得し、理解できた。

今朝の出来事がさっそく絵の中に描かれている。白い霊気と赤い情愛が溶け合う森だ。(K)


 

よく見られている記事