今朝ガハクが、「『赤い街』も描き直そうと思う」と言い出した。去年デナリでやったKとガハク展のメインに据えた絵だ。すでに発表した作品なのに平気で描き変えるのねと言うと、「そんなもんじゃないって分かったからさ」とキッパリとした様子だ。
芸術の純粋が伝わる為には成熟した場が必要なのだと分かった。そういう環境が整うなんてことが、本当にあるかどうかも怪しいもんだ。試練を経て、ガハクは変わった。生まれ変わったに等しいほど、この人は強くなった。
黒い服を着た人は、スエデンボルグだそうだ。彼の後ろから大きな天使が付いてゆく。まだ霊眼が開かれていない彼は、今日も忙しそうだ。(K)