2020年5月13日水曜日

ガハクの空

今朝見た時は、空にピンクの色の雲が湧き立つように踊っていたのだけれど、あれは梢の下書きだったのか。方舟がずいぶん小さく遠くなった。

もう手が震えなくなったそうだ。わざと震えて描いて見せながら、「震えるのは筋力が無いからなんだね。なんか高いところを描くのもリハビリに思えて来た」と笑っているガハクは、嬉しいのだ。描くことの意味や意義なんていうのを超えてしまった。

空が狭くなって、天井が空のように見えた。30年前にガハクが画室で(その頃は隣の借家の洋間で描いていた。今のガハクの位置から斜め下に10mの距離) 絵を描きながら「絵を描いている時に世界と繋がっているって分かったんだ。これは啓示だよ」と言った言葉がやっと分かるようになった。(K)


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