2020年3月30日月曜日

蘇る生命力

若い生徒さんのキャンバス2枚をそれぞれ紙に包み、プチプチ梱包材に包んで、段ボールで巻いてゆうパックで送った。明日の夕刻に届くように時間指定をした。長い間習ってくれたけれど、もうお終いにした。ガハクが本当の仕事を始めるために必要な手続きをやり遂げた途端、元気が漲って来た。こういうものだとは知らなかった。言葉では分かっていたのだが、実際に行動に移してみたら、見る見る自分でも驚くくらいに元気になって行く。不明瞭なものをえぐり出し見つめその姿を明るみに出す。そして遠ざかる。それだけのことが長い間出来なかったのだ。

人はその目的によって知られる。用で人は動かされる。本当の仕事に向かって進まねばならない。

今日はアトリエに着いたら筋トレをして、リンゴを齧りながら煙突掃除から始めた。ストーブに開いた穴をブリキ板とアルミホイルで補修。屋根に上って、煙突の先端に付けた風よけ(隣の家のガレージを汚さないように工夫しているんだ)も新しいのに付け替えた。ブリキ板を切って曲げて煙突に沿って結びつける作業も上手に出来た。強風が吹くとパタパタ音がするのは、傘釘が浮いたり抜けたりしていたせいだと分かった。打ち直しておいた。屋根の上は広くて眺めが良かった。畑をぐるっと囲んでいる猪よけの柵が頼もしかった。今年こそ、猪にも猿にも勝てるだろう。(K)


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