2019年11月2日土曜日

翼の中にディテールを刻んでみたら、少し動きが出た。もっと動かすには、強い線が必要だ。

夕暮れの畑でサヤエンドウの種を蒔いた。蒔き終わった後で、今日は一日だから種まきをしてはいけない日だったのを思い出した。でももう気にしない。そういうしきたりを守って来た土地の婆様もいなくなってしまった。だから自分がその歳になっても誰にもしきたりは伝えない。意味のないものは放っておく。そっとそのまま滅んでいけばいいのだ。消えてしまっても構わない。ほんとうに美しいものを踏み潰しておいて何が文化だ継承だ。

翼は深慮を表象している。飛び立つ時が来た。(K)


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