Kとガハクのアトリエ日記
2019年11月17日日曜日
絵がイメージを求める
地面の色を塗り替えた。今までの色がひどく褪せて見えた。この方がずっといい。画面全体にもっと思い切った治療が必要だ。
自己のニュアンスに徹底的にこだわるべしと思って来たが、毎日少しずつ、気づかぬくらいに少しずつ真っ直ぐな道から逸らされ、それが続きいつの間にか思わぬ脇道に連れ去られてしまうらしい。覚醒した意識の持続はかくも難しいものなのか。
今日一つ分かった。大事なのは自分のイメージを絵に定着させる事ではない。自分は常に変節堕落するものだから。そうではなく、この一枚の絵が要求するイメージを正確に受け取りそれを表現することにあると。(画)
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