2019年11月22日金曜日

猪の襲撃

野原にジャガイモを適当に埋めておくだけでよかったのは30年前。数年したら猪が現れるようになったので、トタン板を巡らした。でも棒っ杭で挟んでおくだけで十分だった。今思えば、あの頃はまだ長閑だった。

今年は台風の夜に猪にごっそりカボチャを盗られて、それからは度々やって来るようになった。簡単にうまいものにあり付く方法を覚えたのだろう。安易な生活に浸っている人々のことを重ね合わせてさすがに今夜はげんなりした。今日の襲撃がこたえたのだ。白菜が全滅。綺麗に洗って食べるからまあいいんだけれど。

張り付いていた翼がだんだん離れて胸が空に見えて来た。青い空までもう少しだ。(K)


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