2019年10月12日土曜日

腰が入る

右から見たらいい感じなのだが、左側から見ると腰が抜けたように何とも気に入らなかったんだ。石の色や模様がちょうどいい感じになるまでジリジリ削っては彫り、彫っては削りしながら、色と形がぴったりする場所まで突き進んで来た。そして今夜やっとまっすぐ立った。必然を受け止めるとはそんなに簡単じゃなかった。ずっと先まで、もっと探検せよということだ。「コルテスは船を焼いたんだよね」とガハクがいうので調べたら、16世紀のスペインには征服事業というのがあったのを知った。ベンチャー企業みたいだ。侵略と野望。そんなことから無関係に生きれないだろうか。探検は続く。腰を入れて挑む。(K)


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