2019年2月16日土曜日

月と目が合う

月と目が合うことがある。そういう時は、何とも言えない不思議な気持ちになる。月は澄んだ眼のようだ。そう思ったら月を彫り直す勇気が出た。感情的な月の姿を彫ろう。

海の水は透き通っているから月を映す。静謐で希薄な森の気体。森はもっと奥へ退がらせよう。ピアニストのまわりに留まる光の粉の薄い皮膜。

外に出たら、この冬いちばんの冷え込みのマイナス3度だった。(K)


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