2019年1月29日火曜日

特別な犬

前に飼っていた犬は、突然闇夜の空間に向かって吠えたりして、霊感の強い犬だった。でも愉快な犬でもあった。縁側でチャランゴを弾き始めると、すぐそばに来て前足の爪で弦をかき鳴らしりした。ボンボを叩くとぴょんぴょん跳ねた。トワンほど賢くはなかったが、隣のお爺さんに随分気に入られて、生肉の差し入れをよく貰っていた。自分でパトロンを獲得していたのである。そこら辺はトワンと同じだ。飼い主が倹しい暮らしをしているのを見て取って応援してくれていたのかもしれない。「この犬は他の犬とは違う。強くて賢い」との評価も同じだったが、トワンには「カッコイイ!」が加わる。ほんとに可愛いかったなあ。

これも彫り直しているうちにだんだんトワンになって行くだろう。(K)


よく見られている記事