2018年12月4日火曜日

二重の存在

水中と水面の境をぼかすことを思い付いて彫り直したら、なかなかいい感じになった。そこはかとない月の光だ。夜空に浮かぶ月との対比が美しい。

今夜は水の中の月を彫りながら、二重の存在について考えていた。霊的な光を放つ月はすぐ傍まで降りて来てやさしく語りかける。

ケルビムの輪に乗って軽やかに立つ男の足先がやっと良い形になった。(K)


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