2021年2月21日日曜日

棟下ろし

解体開始から10日目。いよいよ今日から太い骨組みの取り外しに入った。角材は全て金具で留めてあるので、手順さえ間違わなければ簡単なはずだ。高所での作業はガハクがやってくれる。私はフォークリフトの運転と操作。あとはひたすら廃材処理に専念している。

ときどき声がかかる。
「あ、釘が落ちた!」フォークリフトのタイヤに刺さると嫌なので、すぐに釘を探す。必ず見つかるから、やっぱりいつも近くに天使がいて見張ってくれているようだ。

アトリエを建てた時もガハクと二人で夢中でやったけれど、壊している時にも 楽しさや喜びがあることに気が付いた。ガハクとやっていると、どんなことでも面白い。労働の中にはいつも何か新しい発見があって、それは今まで知らなかったことだから新しい体験となり、どうでもいいことは堕ちて、大切なものが浮上して来る。

分かった!そこに愛がなければ、何やってもつまんないということだ。(K)



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