遂に今日『猫を抱く人』を運び込んだ。ガハク40の頃で、抱かれているのは黒猫のジュニア、シッポが短くて体が大きな猫だった。こんな風にいつもガハクと一緒にいたんだ。猫の毛並みに手が溶け込む感じを彫りたかったのだけど、今ならもっと猫は柔らかく、手は優しく彫れるだろう。大理石の冷たさが消えるくらい温かく彫れるだろう。また彫り直していこう。ここでならずっとやれるだろう。どれもこれも好きなようにやり続けられる。
作戦会議の結果、明日はトワン像とガハクの胸像もここに移すことにした。机や道具も運び込んで、いよいよここがアトリエになる。向こうには解体作業だけに通うことになる。
千里の道43日目無事終了♪(K)