強い額だ。男みたいに見えるが、これも妻の肖像だそうだ。もうここまで来ると、印象を描いているんじゃなくて、事実を描いているんだろう。実際この9ヶ月の間にずいぶん強くなったものねえ。
描かれる方も 描く方も 意識が立ち上がっていなければ、真の姿は出て来ないだろう。尾ひれを付けずに描くことが出来たときに、「あゝ 絵を描いて来て良かったなあ」と思えるのだ。ガハクがそう言ったのを聞いたのは、たしか数ヶ月前だった。
特別なことなんか何もないのに そのまま描くということが出来なくなるのは、そのまま描くとつまらないものしか出来ないと自分で決めてしまうからだ。尊大と卑小を行ったり来たりする意識が、どんなに人を苦しませ病ませるかということをよく知っている。
ところで、今日から筋トレメニューに軽いジャンプを入れた。ガハクがジャンプを始めたそうなので、私もやってみようと思って。足の裏の感触を感じながら柔らかく軽くジャンプしたら、体が揺さぶられて面白かった。少しずつ慣らして、そのうち縄跳びができるようになりたい。(K)