2020年9月8日火曜日

動物とトカゲ

昨日ガハクは、銅版を彫る手を休めて絵を眺めていたら空を塗り替えたくなったそうだ。でも、パレットを掃除したり、筆の点検をしていたら時間切れになっちゃったと。で今日は早速、空だけじゃなく、あちこちに手を加えたそうだ。油絵を描くのは久しぶりだったろう。色を使うのは、横で見ていても楽しい。
森の中にカピバラのようなのがいるけど、あれは何?と聞けば「動物!」と答えるガハク。動物か、、、、動物であるだけでいいんだな。美しいシルエットが描けたら、もうそれだけでも絵は完成する。

アトリエで昨日久しぶりに、あのトカゲに会った。毎日、同じ時刻に部屋を横切って外に出て行くトカゲだ。近寄ってじっと見つめても逃げないので、鼻先をちょんと突ついた。それでもキョトンとしている。変な奴。艶やかな青光りした若いトカゲだった。
今日も同じ時刻にトカゲが同方向へ横切って行った。でも、昨日のとは違って大きかった。尻尾が二つに分かれていた。脱皮しているのか?新たな尻尾か?そんなことを考えているうちに、さっと行ってしまった。くすんだ土色をしている年寄りっぽい風情だった。トカゲもいろいろだ。(K)



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