怖がって彫っていると形が固くなり、空間が窮屈になる。この足を何とかしたいと考えながら眺めていたら、地面を2センチほど掘り下げれば、新しい足が彫り出せることに気が付いた。地面の中央が膨らみ過ぎているからちょうど良い。
2匹の犬が共有している内側の足を分離する作業に取り掛かった。すると、突然大きな雷鳴が轟いて辺りが光った。すぐに土砂降りになって、トタン屋根を激しく叩く音。煩いので耳栓をした。顎からポタポタ汗が落ちる。久しぶりに激しいペースでハンマーを振るっていたからだろう。
雨トイからはみ出すほどの降りに 畑の作物は喜んでいる。雨の後は金色の夕焼けが広がった。(K)
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