2020年8月11日火曜日

ルーペいろいろ

30年前にガハクが銅版画を始めた頃に買ったのは、据え置き型の大きな虫眼鏡だった。8年前に岡山で展覧会をした時に観に来てくれた版画家の人に教えてもらったのが、このメガネに取り付けるタイプの拡大鏡だ。ときどきによって、便利な方を使っている。

オイルストーンに油を垂らしてビュランを研いでいる。彫り易い道具とはただ鋭利なだけじゃダメなんだ。研ぎ切った後にわずかに先端を潰すと喰い込みがいい。ガハクはYouTubeで見つけたある包丁の研師から学んだ。どこに先達が潜んでいるか分からない。「求めよさらば与えられん」だ。必要になった時に、大事な情報は、目の前に現れる。

今日はこの夏いちばんの暑い日だったけれど、夜になって窓から入って来る沢風で、エアコンを付けなくても涼しい。(K)


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