「ぼうや そんなに泣くのなら そんなに ねんねがきらいなら
砂漠の星へ捨てましょうか 砂漠の星は 赤い星 赤いお馬が 走っていく…」
『ケンタウロスの子守唄』浅川マキ(詩:筒井康隆 曲:山下洋輔)
馬の色が黒いのが嫌だったので色を塗り替えた。パレットと相談した挙句のカドミウムレッド。いい色とは到底言い難いが取敢えずここから始めてみる。
地球上に自分独りだったら絵は描かないだろう?ということは誰かに見せようとして絵を描いている?人はいても誰も見ないと思えば絵を描く?その時でも自分は自分の絵を見るでしょ?なら描く?いや自分はやっぱり自分であって人ではない?(→冒頭に戻る)
いい色でもないのに放り出して置けるだけ度胸がついたと言える。(画)
よく見られている記事
-
久しぶりにガハクが書いている。 新しい年。2022年の今日はもう3日の月曜日。 2020年の冬に僕が重症肺炎で入院してから二人で交代で書いていたものをKだけが記述していた。 去年の30日の午後、いつも二人で行く裏山の頂点に立った時、彼女がうづくまり動けなくなった。僕一人ではとう...
-
ガハクが72日ぶりに筆を取った。どの絵から始めるのだろうと見に行ったら、倒れる直前まで描いていた『Mの家族』だった。しかも踏み台に乗って高いところを描いていた。 また絵が描ける日が来るなんて、しかも今日は日曜日だ、朝の明るい光線の中で描いている 、、、ジーンとする想いに浸...
-
手の指のひとつひとつを磨いては彫り直し、彫り直してはまた磨いて、少しずつ温かな手にしようとしている。この手がうまく彫れたら、顔も同じように優しい形を与えられそうな気がして来た。 今日ガハクは、担当医とその上の大先生と専門医との3人に面談したそうだ。右肺に開いた穴は、ステロイ...
-
今日の午後久しぶりに絵を描いた。 何かをそこに発見して修正したり付け加えたりするという作業。どの絵をその時描くか、直感に従って絵を選ぶ。正面に置いた絵を描きながら、ふと横にある作品に手を加えることもある。 それがボクのいつもの描き方なのだが、今日は闇雲にどうにでもなれとばかり手...
-
スコットのダンスを見ていたら右腕にポツンと水滴が落ちた。あゝこれはよく何もないのにチクっとしたりする例の神経の突発的反射作用だろうと思いながらも当たった所を見た。実際に濡れて光っていた。左手の指で触わると確かに液体の感触が。雨漏り?思わず天井を見上げた。 白い人を見てからもう...