2019年7月23日火曜日

好きだから描く

銅の板にニードルで線を彫ったらできるだけ早く刷ってみる。すると紙の上に出てくるイメージ。何もないかもしれないし何かがあるかもしれない。それらがさらなる線を要求し…繰り返しの作業が続くのだ。そして銅版画という結果になるだけだ。
だから僕の絵に「意味」を見つけようとする好奇心旺盛な人がいるし、その話を聞くのは面白いけど残念ながらほとんど「意味」なんてないのだ。
単純に言って、女を描くのは僕が女性を好きだからだ。動物や鳥を描くのは彼らを大好きだからだ。木や草や花を今よりもっと好きになったらずっと上手く描けるだろうに。(画)

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