Kとガハクのアトリエ日記
2019年4月12日金曜日
羊たちを従えて
気持ちのいい色を塗りたい。いい色は塗る時にもいい気持ちになれる色だと思う。
いい色というものは、パレット上で単独で決まるものではなく、絵の中での他の色との関係によって「いい色」にも「わるい色」にもなるのだ。そして同時に色は絵具であり、絵具という物質は顔料とオイルの性質だけでなく、塗る面、溶き油、筆などにも規定される。(さらに画家の感性と技術)その決定は多くの複雑な問題解決の果てにある。
それを阿呆みたいにごく単純にそして感覚的に「塗っていて気持ちのいい色」であればいいんじゃないかと。
羊たちはスウェーデンボルグにどこまでも付き従っていくだけでいいんだから。 (画)
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