2019年2月23日土曜日

機械的芸術家

ドコモショップの店員の長時間にわたる書類読みに付き合った。どうでもいい説明としか思えない長口上に人間的なものはほとんどなかった。音声アプリの声を聞いているのと同じだ。でもこれがこの人の今の仕事なのだろうから途中で遮るのもいけない、と思い我慢して椅子にきちんと座り話を聞き終えた。人間から機械的な部分を取り除いた時、残ったものに人間の本性的なものがあるのに、人の仕事が単にそれをする機械が開発されていないから、又はコストが安いからという理由からだとすれば、その人の人間性にとって随分不幸な状態ではなかろうか。人が人である為に先ず機械的な部分を極力失くしていかなくては。

芸術でさえ機械力から免れている訳ではない、芸術は創造であって人にしかできないものであり機械では代用できないというのも人々の思い込みに過ぎない。機械的な創造、いや創造のまがい物しか作れない機械的芸術家だって今の世には既に存在しているのだ。。(画)


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