命の源はタネではなくて、花じゃなかろうか。花の真ん中にある突起は花の蕾に似ている。幼子の頭のようにも見える。だからそう彫ってみた。両手を広げて天の人に向かって命を吹き込もうとしているいと小さきものの姿は、『美』というにはあまりにもシンプルな形をしていて、それはただ可愛らしいだけの存在だ。なのに、もう完成している性質を持っている。それは、与えられた命を高らかに発散する仕事だ。こういう存在がなくならない限りこの世はまだ何とかやって行けるだろう。小さなもの達と仲良く楽しく暮らしていこう。命は降りてくるものじゃなくて上に向かって降り注ぐものだった!(K)
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