アトリエで手にとった本をパラリと開いたらドラクロアの章だった。美術史に燦然と輝く星はしかし日に1回の食事しか消化できないほど体が弱かった、制作意欲の旺盛さと持ち前の強い精神力で65歳まで生きたと書いてあった。書いたのはハーバードリードという人。
でもすごい才能だよね。ゴヤと並んで尊敬する画家の一人だ。
そこにボードレールからの引用が載っていた。
「懐疑主義と慇懃とダンディズムと熱情と狡猾と専制主義そして最後に天才に常に伴うある種の親切さと適度な優しさ、これらのものの奇妙な混合物。多くの天才と同様に主な仕事の一つは自分の天才を蔽いかくすこと」
こういうのってどこかで頭にすり込まれてるのかな?僕もそんな風に見える人を天才と感じているのは確かだ。
彼らの足元にトカゲを描いてみた。(画)
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