頂上まで自転車で到達した日に、エヴァの木のことを思い出して探した。冬枯れの山にポツンと立っていた、あの白く輝く木を直に見てみたいと思って。でも、それらしい木は見つけられなかった。
家に帰って「エヴァの木はどこにあるの?」とガハクに聞いたら、「頂上じゃなくて、もっと下の方だよ。だけど、見つけられないと思う。今はすっかり緑に覆われて、様子がすっかり変わっているから」と言われたんだ。
今朝のエヴァの木は、雨に濡れてテラテラと黒光りして、黒人の女の人のようじゃないか。(K)