2021年3月16日火曜日

始原の雲

 あらかじめ砂利を敷いておいたので、フォークリフトのタイヤが地面にめり込むことはなかった。空気圧もしっかり7気圧まで入れておいたから、ハンドルも軽かった。途中で何度もエンストしそうになったので、ガハクがプラグの掃除してくれて復活♪

自転車用の手押しポンプでも車の空気は入れられる。6気圧を超えた辺りからは、二人がかりでやった。箱ジャッキでフォークのお尻を持ち上げたら、もっと楽に入った。手に伝わって来るタイヤ内の空気の反発って、凄いのね。ブン!と押し返される。

庭の中央にあって邪魔で枯れそうになっているモミジを切り倒したら、「広々とはしたけれど、風情がなくなったなあ」とガハクが言う。慌ててあれこれ探して、地下茎で増え続けているライラックの幼木を移植したら、ポッと光が灯って、ほっとした。

ただ広ければ良い、スッキリとすれば良い、カッコ良く決まれば良いというものでもないんだな、、、この庭の風情を壊さないように気をつけよう。ゆっくりやることだ。

夕暮れになって『始原の雲』をセッティングした。これを彫りながら空を仰いでは涙を流していたっけ。お母さんがいなくなって寂しかったんだ。今はもう彼女のトシを7つも超えた。(K)



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