2019年6月6日木曜日

棒立ちこそ最高の防御

ゆうべ思い付いて描いた赤鉛筆の手の位置はすっかり消した。やっぱりこの子は棒立ちの方が良い。真剣に話を聞いている時は大げさな身振り手振りは要らないのだ。真っ直ぐ相手も見つめて話を夢中に聞いているのだから。

奥に薄肉彫りで男の子の右手を彫った。右足も少し前に出した。

あちこち彫り直しているのに、次々とやりたいことが出て来る。こんなことをしていて展覧会に間に合うかなと少し気持ちが重くなったけれど、昼間ガハクとゆっくり話して落ち着いた。苦しんだり焦ったり緊張したりすることはないのだ。ここまでやって来たことがすでにはっきりと形になっている。それを示すだけで十分じゃないか。その他に何がある?(K)


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