2019年6月5日水曜日

見ないで描く

脚が重いとか息が苦しいとか感じている間は山を歩いていても内的空間に入れない。何かを見ているつもりでも見ている自分がいるという自意識がある限りは本当にものを見ることができない。
絵の場合も描き方を考えたり色に迷いがあれば形はうまく出て来てくれない。うまく行ったとしてもイメージは三次元空間にとどまる。
内的空間に入り込むには思い惑ったり考え込んだりせずに、思わず筆が動いてしまったという風な具合に出てくるイメージを全部承認するという覚悟で絵を描くか。それとも絵を見ずに描くしかないかな。(画)


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